東京農工大学のAO入試(ゼミナール入試)が「興味深い」。レポートに合格後、センター試験65%正解で合格するんです。

先日、長男(高校1年)と東京農工大学(府中キャンパス)の学校説明会に行ってきました。

わたしは、東京農工大学の存在すら知りませんでした。「農工」大学の名称のとおり、農学部と工学部があるんですね。わたしは、てっきり、工学部の説明会に行くんだと思い込んでいましたが、農学部でした(工学部は、小金井キャンパス)。

「なぜ、農学部?」というのが、率直な思い。この日は、農学部「環境資源化学科」の説明会です。学科の名称だけでは、何を研究しているのかさっぱりわかりません。でも、説明会での話を聞いていると、なかなか面白いことを研究しているんですよね。

例えば、お台場の砂を採取して、砂に混じったプラスチックに付着している物質を特定して、どのような経路をたどってお台場まで来たのか、など。

大学って「どうでもいいじゃん」って研究を、熱心にしているのか理解できない時がありますけど、逆に「どうでもいいじゃん」ってことを熱心に研究できるのが大学なんですよね。いやあ、わたしが、学びたくなりました。

AO入試(ゼミナール入試)が興味深い

説明会では、農学部の学科と説明と入試についての説明がありました。

わたしが、興味をもったのはAO入試(ゼミナール入試)です。「AO入試」という言葉は何度も見たり、聞いたりしています。でも、その中身については、ほとんど知りません。「あー、このような入試もあるんだ」という程度の認識です。

東京農工大学AO入試(ゼミナール入試)は、第1回ゼミ(授業)後にレポートを作成して、志願するかどうかを決める。で、第1回合格者は、第2回ゼミ(授業)後にレポートを作成。面接もあります。第1回、第2回および面接でかなり振り分けられますが、合格すれば、ほぼクリアーしたのも同然。あとは、センター試験で、数学、理科、外国語の3教科(5科目)で合計65%以上を得点できれば「合格」となります。

毎年、環境資源科学科では3名の募集とのことですが、実際はその倍の人数を合格者としています。募集人数は少数ですが、試験の点数だけでは把握することのできない「理科大好き」「リーダーシップがある」という個性と熱意を見つけ出すところに主眼がおかれているのです。

長男は「やめとく」と言っていましたけど、「理科大好き」の人にはおすすめの入試です。まだ、1年生ですから(笑)、ゆっくりと考えてください。

 

長男に怒られながら撮影した大学施設の一部をご紹介

林の中に建物があり、都内とは思えないほど癒やされました。

環境は、ものすごくいいです。

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大学の本館。文化財に指定されています。

 

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 見学した研究室です。

 

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温度、湿度、日照時間を管理できる測定施設。

 

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学食のメニュー。「きんぴらごぼう」が54円!

 

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