一ヶ月ほど前までは、絶不調でした。夕方には布団に入り、夜中に目が覚めて、朝まで布団のなかで過ごすという、一日の半分を布団のなかで過ごしていました。
毎回の通院で医師に、その様子を話すと、次々と薬の量が増えていったのです。あー、このまま、薬漬けかーと思いながら、服薬をやめるわけにもいかず、医師の言うとおり服薬していました。
カリフォルニアロケット処方
このときの処方の一部をご紹介すると、サインバルタ60㎎(最大量)とリフレックス45㎎(最大量)です。
サインバルタとリフレックスの合わせ技は、最強と言われるくらいで、「カリフォルニアロケット」と呼ばれています。
なぜ、カリフォルニアかは定かではありませんが、「ロケット」と言うくらいですから、その威力はなんとなくイメージできますよね。なかには、躁転する人がいるくらいの「燃料」になるんですよね。
でも、わたしは、カリフォルニアロケットのように、飛び出すことはできませんでした。
奥の手、エビリファイの投入ー初めて見た液体薬
悩んだ医師は、「もう一種類追加しましょう」と。わたしは「置き換えではなく、追加か!」と思いましたが、「わかりました」と答えました。
で、医師が持ってきた薬が、エビリファイなんですよ。わざわざ、見せるには意味があったんです。錠剤でも、粉薬でも、カプセルでもなく、液体の薬だったんです。それも、一日分がひとつになっているんですよね。
医師は、飲み方も含めて、薬の性格を説明してくれました。
通常の薬では効果が出ない場合に、奥の手として認められている処方薬だったのです。
マジで初めて見ました。
エビリファイが効いてきた
エビリファイを飲み始めての一週間は、主に頭痛の副作用に悩まされました。でも、一週間をすぎたあたりから、徐々に調子が上向いてきて、「軽躁」状態にまでなりました。
初めて薬の効果を、体感しました。「いやあ、これすごいな」と。
調子が良くなると、それはそれで、困ったもんなんです。これまでできなかったことが、出来るような気分になって動き始めるんですよね。でも、頭とは逆に、身体がついてこないんですよ。
だから、何かをやり終えた後は、ぐったりしてしまうんですよね。身体との相談が十分に出来ない状態なんです。
リフレックスの減薬へ
そのことを医師に話すと、「リフレックスを減らしましょう」と。リフレックスは15㎎を3錠飲んでいますから、そのうちの1錠を減らすことにしました。
「おお、減薬だ」と思いながら、喜んでいいのかどうか、わかりませんでした。
減薬して2週間。調子がいい日が続きます。
直近の診察で、「もう1錠減らしましょう」と医師。「こんなに減薬のペースを上げていいのかな」と思いつつも、わたしは、「わかりました」と答えました。
多少の波はあるものの、安定期に入ったので、この調子が続けばいいなと思っています。ただ、今は気候がいいですし、特にストレスを感じることがないのでいいのですが、人混みに行くことや、長時間の労働に耐えられるかは、疑問です。
なので、焦らずにマイペースで治療をしていこうと思います。