うつ病の回復期に入ったら、「散歩」に出かけよう。抗うつ薬の「効果」もありますよ。

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うつ病の急性期の頃は、寝たままの人が多いと思います。

人によって様々ですが、休職なり、入院をしているとだんだんと回復してくることでしょう。でも、体力はなかなか回復しません。

ここで、いきなり体力の回復を目指して無理をしたら、元も子もありませんよ。だって、ようやく、体と心が回復してきたのですから、体力面はゆっくりと回復する気持ちが大切なんですよね。

ぼくは、入院中はなかなか外出することはできませんでした。もちろん外出するには、医師の許可が必要です。許可を得てもなお、外出しなかったんですよね。

患者先輩にすすめられて

入院中は、他の患者に「おすすめ」はできても「おしつけ」は厳禁です。人それぞれの回復のペースがありますから、それを患者同士が分かるはずがありませんから。極端なことを言うと、医師にだって分かりません。あくまで、当事者が決めることなんですよね。

なので、「おしつけ」は患者どうしでも、医師としても「厳禁」なんですよ。

ぼくの場合は、先輩患者に散歩を「すすめ」られました。ただ、どこへ散歩に行くのか、どうすればいいのか分かりません。だって、土地勘のない病院ですからね。

そうしたら、「散歩コース」ってのが患者同士で共有されていて、代々受け継がれているんですよ。その「散歩コース」を紹介していただき、行ってみました。

喫茶店に行くこともありましたし、行列ができるラーメン店も紹介していただき、行きました(笑)

その他様々な、隠れ家的な店も行きましたね。「いやー、この場所は紹介されないと分からないや」という店までも。

散歩は、このような店を訪問しながら、目的地まで行くんですよ。疲れている日は、散歩でなく、駅ビルに入っていた「無印商品」で、おもしろい物を物色していました。

散歩をすると良い気分転換になります。

行き交う人々、季節を身体で感じられる、木々の緑が美しい、などなど。

また、一説には抗うつ薬一錠分の「効果」もあるそうなんですよね。

まとめ

散歩には様々な効果があります。散歩が良い運動になって、夜、熟睡できるようになります。

ただ、最初にいったとおり、無理は禁物です。

また、押しつけはいけません。あくまでも、当事者がその気になるのを待つことが大事なんですよね。

だって、それまで、身も心もボロボロになっていたんですから。ここで、無理をさせたら、台無しです。うつ病は真面目な性格の人がなりやすいですから、「おすすめ」程度でも、本人にとっては「散歩しなければ」と思っていしましますからね。

そのときが来るまで、待ちましょう。