ヒソ、ヒソ。ヒソ、ヒソ(会話です)
ボリュームを上げると。
「おぼっちゃま首相が、『テレビが呼んでくれない』ってスネてるのよ」
「あらーっ、またスネてるの」
「そうなのよ、困ったもんだわねえー。誰か、なだめてあげる人いないの?」
「おぼっちゃま応援団がいるんだけどね。。」
「じゃあ、応援団がなんとかしてあげればいいのにねえー」
「それがね、応援団の勉強会で『マスコミを懲らしめろ』って言う人達がいてさー。大問題になったばかりなのよ」
「あらー。困った応援団ねー」
「それで、おぼっちゃまはね、国会で嫌々、謝ったのよ」
「さぞかし、傷ついただろうね」
「そうなのよー。応援団なのか足を引っ張っているのかわからないわ」
「でも、たまには謝ったほうがいいのよー」
「どうして?」
「『私が、総理大臣。だから、一番正しい』って思ってるからよ。だから、間違えた時は謝ることが必要なのよね」
「『謝る練習か!』って、頭叩きそうになっちゃったわよ」
「やめてよ、もう。芸人じゃないんだからさっ」
「そうよね。でも、おぼっちゃまもおぼっちゃま、なら、応援団も応援団よね」
「なに話してたんだっけ?」
「ボケてるの?ツッコミ入れた方がいい?」
「やめましょうよ。芸人のまね事なんか」
「そうよねー。あらっ!もうこんな時間。帰って犬の散歩しなきゃ。うちの子ね。アメリカ大好きなの。アメリカの尻尾にくっついて、何でも真似したがるのよね。でも、かわいいわよ。わが家の『おぼっちゃま』」