「政党」がブロガーと契約して、広告を掲載する日がやってくる。

選挙期間に入ると、テレビで「政党」のコマーシャルが増えますよね。新聞広告も増えます。テレビと新聞で、いくら払ってるのでしょうかね。

でも、イメージが先行して、政策が伝わりにくいってのが現状ではないでしょうか。

もちろん、各政党が、ホームページを持っていて、インターネットでの宣伝に力を注いでいるのは、十分承知しています。その他、議員個人がSNS、ブログを活用しているのもです。

18歳選挙権が実現した今、戦略を見直す機会

来年7月の参議院議員選挙から、18歳選挙権がスタートします。投票所に足を運ぶかどうかは、個々人の考えです。また、投票所に足を運んだ上で、どの政党(候補者)に投票するのかも、また、個々人の考えです。

ただ、政党の政策や実績が、きちんと、伝えられるのか。一方、有権者の側に、政党の政策や実績にアクセスできる状況が存在するのか。これって、とても、重要なことなんですね。

18歳〜20歳未満って、基本、新聞を読まない。テレビを観ない。と言っては、言い過ぎですけど、あきらかに、年金生活者や主婦層、サラリーマンとは違う生活スタイルです。

情報源も、まったくっと言っていいほど、違います。

ですから、支持獲得のためには、これまでの宣伝を見直す必要があるのです。

SNS、ブログを攻略。一方、落とし穴も

TwitterFacebook、LINEなどの活用は大いに結構です。どんどん、活用すべきですが、Twitterはいわゆる「問題発言」で炎上し「議員辞職」や「謝罪」など、かえって、マイナスイメージにつながる可能性を抱えています。節度を持った人が議員になる前提ですが、このような落とし穴もあるんですよね。Facebookも、同様。これは、TwitterFacebookという双方向の機能を持っているゆえの「悲劇」ですよね。

対面だったら、言わない「暴言」をSNSで、ついつい、言ってしまうという落とし穴が常に存在するのです。

それを、個人に背負わせるのは、負担です。もちろん、SNSをやめろと、言っているわけではありません。こうした危険性を、十分、意識しないと取り返しがつかないことになる、というだけの話です。

ブログ広告なら、本部対応ができる

個人で運営しているブログには、多い人で月150万〜200万のアクセスがあります。一日あたり、5万〜6万でしょうか。これらのブログ管理者と直接契約して、ブログに広告を出すことに着目してはどうでしょうか。

広告料は、ブログへのアクセス数やクッリク率を勘案しつつ、月極、クリック回数、とすればいいでしょう。この辺りは、政党の側で基準を作って、ブロガーに示し、契約に至れば、広告を掲載する。契約に至らなければ、そこで終了。

まあ、ビジネスですからね。

いずれにしても、本部対応ができる仕組みさえ作っておけば、いいんです。

その媒体として、ブログとして位置づける。

テレビや新聞は「振り返りができない」

テレビは、その時だけ。数十秒です。新聞も、翌日に振り返る、ということをしないでしょう。でも、いつも見ているブログなら、気になる政党の広告が掲載されている、ということになれば、政党への導線は、テレビや新聞よりも、太くなりますよね。

しかも、24時間、見ることができるわけですから。

で、新聞やテレビなどの目線ではなくて、興味をもった人が見ることができる、利用者目線に変わります。

アダルトや児童ポルノなどは、問題外

もちろん、ブログにも様々あります。政党の広告という以上は、アダルトサイトや児童ポルノなどのサイトは、問題外ですから、そのチェックが必要になります。

掲載するにあたってのガイドラインでしょうか。でも、一度作ってしまえば、あとは運用しながら見直すことでいいんじゃないんですかね。

人材確保が難しいなら請け負います

広告がきちんと貼られているのか、アクセス数やクリック率はどうなのか、など、チェックする人材が必要になりますよね。

それを、政党内部で行うのが難しいなら、アウトソーシングもありですよ。1ブロガーあたり、月、約5,000円でどうでしょうか。広告料含めて、1ブロガーあたり、60,000円くらいかな。

とすると、100ブロガーでコミコミ、月600万円です。

アクセス数は、100ブロガーの月平均を80万PVとして、8,000万PVですよ。50ブロガーだと、月300万円、4,000万PVです。

これが高いか、安いかはわかりませんが、月に、のべ4,000万人に見てもらう機会があるというのは検討に値するのではなでしょうか。

かなりの宣伝効果になるんじゃないんですかね。

今後の動向に期待しています。