敦賀原発の再稼働認めず

朝日新聞デジタル:敦賀原発の再稼働認めず 規制委「活断層の可能性高い」 - 政治

日本原子力発電敦賀原発福井県)の敷地内の断層を調査している原子力規制委員会は10日、外部の専門家を交えた現地調査の結果を検討する評価会合を開いた。原子炉建屋直下を通る断層は活断層の可能性が高いとの意見で一致した。国のルールでは活断層の真上に原子炉建屋を建てることを認めていない。敦賀原発は再稼働できずに廃炉を迫られる公算が大きくなった。

今回の原子力規制委員会の判断は、妥当な判断だと言えます。どれだけ「安全」を強調しても、一度、自然災害か人災かを問わず「事故」が起きれば、多大な被害をもたらすことは、福島原子力発電所の事故が、明らかにしましたから。地震大国と言われる日本で、原子力発電所を建設すること自体が、どれだけ危険で、無謀なことだったのか、改めて考える時では、ないでしょうか。自然災害は何時起こるかわかりませんし、起こってからでは遅いのです。しかも、福島では、安全対策も十分で無かったことが明らかになりました。今回の調査となった敦賀原発の近くには、大飯原発、高浜原発もあります。
敦賀原発を再稼働させるかどうかの調査と、それに基づく判断ですが、夏の電力不足を理由に再稼働させた大飯原発もすみやかに停止させて、廃炉へと舵を切り替える決断が迫られているのではないでしょうか。