「五訂 憲法入門」を購入しました

今年に入って、樋口陽一先生の、いくつかの著書を読み、すっかり先生に惚れました。

 

先生の「概説書」としては、すでに、「憲法 第三版」を読んでいるのですが、もう少しコンパクトに、そして、体系的に書かれている著書は無いかと調べたところ、本書にたどり着きました。

 

1993年に第1版が発行され、この間、改訂を重ね、2013年3月に「五訂版」として発行されました。

 

五訂 憲法入門

五訂 憲法入門

 

本書の帯には、「日本国憲法を、人類社会の大きな流れのタテ糸(歴史)とヨコ糸(比較)の交差のなかに位置づける」とあります。

 

昨日、このブログで私は、「時間軸(歴史)と平面軸(比較)」という言葉で、表現させて頂きましたが、この観点が、本書にも貫かれている、と思いました。

今、本書を手にとった時、別の言葉で言い表すなら、「奥の深さと、視野の広さ」でしょうか。

 

先生の著書に共通するのは、決して、現時点でのホットな対立軸「のみ」を描くのではなく、先生ならではの「自分の頭で考えて欲しい」という謙虚なメッセージが込められているのだと思います。

 

まだまだ、駆け出しの学習者でる私ですので、「謙虚」な姿勢で学びたいと思います。