久しぶりに、おもしろい本に出会った。
知人から、その存在を教えてもらって読み始めたのだが、なかなか、おもしろい。
心理学というか、哲学というか、どちらに分類されるかは別として、「哲人」と「青年」の対話形式で、構成されている。
話は変わって、私は、他人から嫌われるのは嫌だ。
だいたいの人が、そう思うだろう。
しかし、この本を読むと、「嫌われる」の意味が違い、他者との関係で、自分が自由になるための「嫌われ」というものが見えていくる。
そうなると、不思議と「嫌われてもいい」と思うようになる。ここでも「嫌われる」ということの意味が、個々人で違うことは言うまでも無い。
この本の基底にあるのが、心理学者であるアルフレッド・アドラーの考えだ。