政府は秘密保護法に関するすべての議事録とメモを公開すべき

しんぶん赤旗(5月5日)は

秘密保護法づくりの中核を担った内閣情報調査室(内調)が、同法案の基本設計を行った重要会議のメモを“廃棄した”と主張している問題で、この会議に参加した外務省はメモを保有していたことが4日、本紙が情報公開で入手した資料などで判明しました。メモには、内調の公表資料にはのっていない慎重意見があったことを記録しており、他省が会議メモを保存しているにもかかわらず事務局の内調が“廃棄した”不自然さと異常さが浮き彫りになっています。

と報じました。

「不自然」というより、国民の多くが反対しているなかで、このようなメモを意図的に隠したと考えることの方が「自然」でしょう。

しかも、そのメモには

メモでは、“秘密”を扱う人物を調査する際、家族や病院に問い合わせることについて「個人や機関に応答義務まで負わせられないのではないか」と「要旨」にはない慎重意見があったことを記しています。(同上)

との内容が示すとおり、政府にとっては不都合な内容です。法律が成立した以降、このようなメモや議事録の存在が明らかになっているもとで、政府は、すべての議事録およびメモを公開すべきです。そして、改めて、秘密保護法の是非について、国会で議論すべきですね。