現在は、「刑法総論の考え方・楽しみ方」で主に勉強しています。
しかし、複雑に対立する学説の状況を反映していることもあり、私の学習レベルからいって、かなり、難解です。
「考え方」としてはおもしろいのですが、理解するという視点から見ると「楽しみ方」という点では、まだまだの状況です。
そうはいっても、かなり読み進めました。
しかし、「故意論」(全3章)の2章目でつまずき、「迷路」に入ってしまいました。
そのようなときに立ち返るのが「ハイブリッド刑法総論」です。
学説の対立状況や、なぜ対立するのか、問題点はどこにあるのか、などを、平易に、しかも簡潔に書かれています。
問題意識を持って、読み返すと理解が深まりますね(とは言っても、まだまだ、不十分ですが)。頭の整理にもなります。
今回も助けられ、また、「考え方・楽しみ方」に戻ることができそうです。
「ハイブリッド」で学んだことを念頭に、改めて「考え方・楽しみ方」の故意論を読み直したいと思っています。
「ハイブリッド」は、私と同じような悩みを持っている人には、ぜひお勧めしたい一冊です。