太陽光発電パネルを設置する時に気をつけたい4つのこと

晴れると、気分がいいですよ。

わが家の太陽光発電パネルも、頑張って発電してくれますしね。この間、何事もなく10年目に突入しました。ということで、太陽光発電パネルを設置したい人のために、経験者が業者の選定、自治体の補助金の制度など、気をつけるべき点をご紹介します。

営業で売り込んでくる業者はダメー営業社員の給料が設置費用に含まれる

わが家にもやってきました。2人でね。で、熱心に「これからは太陽光発電の時代だ」「震災時でも発電するから大丈夫」「00年で、元が取れますよ」って。

最初は、話半分で聞いていたんですが、私が「太陽光発電パネルそのもの」に興味がわいてきたんですよ。機械好きですし。

で、とにかく「見積もりだけでも」と言うから、屋根の図面(コピー)を渡したんです。後日、見積もりを持ってきたんですが、「高いなー」「これだけしかパネル乗らないの?」と、2つの疑問。でも、営業の人って、話がうまいんですよ。パソコンを使ってシミュレーションしながら、「月々の支払いはこれだけです」「00年で元が取れますよ」だって。なんか、こっちも「ウハウハ気分」にさせられちゃいました。妻もその気になって興味津々でしたね。

契約寸前!で、いったん断りました。だって、高いし、発電量も1・75KW/hで、見取り図を見ると屋根はスカスカ。もっと、乗せられるでしょと。だいたい、一般家庭は、3KW/hが標準って調べてましたから。

複数業者に見積もり依頼するなら「全国ローコスト太陽光発電研究会」がおすすめ

全国ローコスト太陽光発電研究会」にメールで問い合わせました。先の業者の見積もり額についての意見を聞くために。回答は「高い」のひと言。

当時、1KW/hのパネル設置費用が約60万円でしたから、それと比較すると格段に高いってわけです。で、改めて、「全国ローコスト太陽光発電研究会」に屋根の図面(コピー)を送付して、見積もりを依頼しました。

この研究会は、様々な業者とつながりがあって、依頼者と業者の橋渡し役をしてくれるんですよね。業者は、研究会から送付された屋根の図面を見て、パネルの設置方法、見積額を研究会に提示するんですよ。業者には、依頼者(わが家)の情報は伝わらない仕組みになっています。

後日、2つの業者のパネル設置見取り図と見積額が届きました。2つを比較して、どちらかを決めれば良い。気に入らなければ、再度、見積もり依頼をするっていう仕組みです。

結局、再見積はしないこととして、2つのうちから選びました。

この方式だと、業者は、営業しなくて済みますし、選ばれるために熱心なんですよね。パネルの設置方法は、考え抜かれたものだと一目でわかりました。

この研究会は現在、「NPO法人 全国ローコスト太陽光発電研究会」となっています。

結果的に、2・85KW/hまでパネルを設置することができましたし、費用も、当初の業者より、かなり安くなりましたね。危ない危ない。

設置するなら子供が小さいときが良い理由

かなり安くなったといっても、車を購入するくらいの価格です。「ローンを組む」のも一つの方法ですが、自治体によっては、補助金の対象にならないんですよね。ですから、わが家は、一括で支払いました。たとえ、ローンの場合(15年が一般的)でも、子供が大きくなるにつれ、教育費などの出費が多くなりますから、小さいときの方が良いんですよ。

今だと設置する気には、とてもなりませんね。ひたすら、家計を圧迫するだけですから。想定してた出費を超えています。まさか、高校1年生で塾に行くなんて、思ってもみませんでしたから。

自治体の補助金の制度を事前に調べておくー業者選定くらい重要

これも、大事です。先ほどのように、「ローンだと対象にならない」自治体もあります。また、議会で補助金の予算額を決めるわけですが、申請が補助金額に達した場合、その時点で申し込みの受け付け終了になるんですよね。要は、早いもん勝ち。

ちなみに、杉並区の場合が、下記です。

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私は、2月上旬〜3月下旬に区役所に電話で予算額を確認して、制度を把握した上で受付開始日に申し込みに行きました。

その他、工事の開始時期と申請時期との関係や工事終了後の報告(写真などを添付)も必要となる場合があります。詳しくは、お住まいの自治体に問い合わせてください。また、申請手続きを業者が代理で、おこなってくれる場合もあります。(私が申請したときは、ほとんどがハウスメーカーの職員でした)。

ただ、自分で確認しておいた方が、安心ですよ。後でわかったのですが、飛び込みの業者は、その点でも、あてにならなかったんですよね。まあ、自治体ごとに制度が異なりますから、業者がすべてを把握するのも無理があるといえば、無理があるんでしょうけど。

迷っているなら、まず、見積もりを

現在、設置工事費はかなり安くなっています。大手の家電量販店も含めて、こぞって参入し、競争が激しくなっていますから。とは言っても、簡単に「じゃあ、設置しようか」とはならないでしょう。

ただ、わが家は設置して正解でした(今のところは)。設置してから、光熱費が0円です。もちろんオール電化ですから「ガス代」も0円。幸いにも、売電が買電を上回っているんです。

見積もりだけなら「無料」って業者が多いですから、参考までに見積もってはいかがですか。

 

今後の売電価格は不明ですが、参考までに下記に貼り付けておきます。

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