難しいことを、わかりやすく説明する

難しいことを、難しく説明する、ことは、まあ、普通ですよね。

難しいことを、初心者や素人に、わかりやすく説明する、というのは、なかなか難しいと思います。

法律の中でも、「刑法」は、難解と言われています。
特に、「総論」は。。

「行為無価値」「結果無価値」などの言葉自体、聞いたことがない人も多いと思います。
また、学説の対立が激しく、その対立が入り乱れ、細分化していることもあるでしょう。

私は、全くの独学で、法律を勉強していますので、なかなか、理解できませんでした。

いろいろな学者の基本書を読みましたが、中でも、藤木英雄先生の著作がわかり易かったです。

学説の対立点に目を奪われるのではなく、「このように考えたら」と導いてくれます。

そして、今日から、藤木先生の別の著作を読み始めました。

初版は、私が生まれる前ですから、40年以上前に書かれたのですが、船山先生が補訂をしながら、今も刊行されています。

決して、最先端で、今日的な理論的の到達点とはいえないかもしれませんが、お勧めです。

刑法(全) 第3版補訂2版 (有斐閣双書)

刑法(全) 第3版補訂2版 (有斐閣双書)